詩先・曲先

最近、ちょっとＢＢＳでも触れた話題に因んで。

ジャンルの違いなのか、
ヴォーカリストの特性なのかは定かでは無いが、
いわゆる「詩から作るのか」「曲から作るのか」と言う話。


俺の知る限りでは殆どのロックヴォーカリストは曲先だ。
自分では「フレーズありき」だからだと解釈してる。
先ずはイントロだったりサビだったり、何かしらフレーズを思い付く。
そこから広げて曲を完成させて行って、
その後初めて作詞の作業に入る訳です。
そして作詞の作業に入るとヴォーカルは孤独になる事が多い（苦笑）。

詩先の場合、そこにはまだメロは無い訳だが、
メロが無いうちから出来た詩って
さぞかしクオリティーが高いに違いないと勝手に思ってしまう（笑）。
しかも、その詩に見合うメロを後から付けるなんて
俺から見れば限り無く「神」の領域だ！（大笑）。

それから話は変わるが、もう、かれこれ１０年以上も前の話。
当時、一緒にやっていたバンドのヴォーカルが言った言葉なんだが

「一曲の作品を一人の人間に例えるとドラムとベースが骨格を作り、
ギターが肉付けをして、ヴォーカルが詩と言う魂を吹き込んで
初めて一人の人間が出来上がるんだ」

と言っていたのを今も鮮明に覚えている。
だからリズム隊が弱いとすぐ骨折したり
ギターが弱いと病気になるし、
詩が良くないと病んだ人間になってしまうと言っていた。
その言葉には今も強く共感しています。
だから頑張って作り上げた曲は思い入れもあり、愛着もあるんです。

後は聴いてくれる皆さんがその「思い」を共感出来れば
きっと幸せな気持ちになれる！！

・・・少なくとも俺はなれる♪（笑）